在校生 山本春奈さんへのインタビュー

Posted by Byline ICS on Sep 23, 2020 4:00:43 PM
hitotsubashi ics haruna

一橋ICSMBAコースでは85%が海外からの留学生ということもあり、日本人学生がどのような学生生活を過ごしているのかお伝えする機会が多くありませんでした。そこで、現在MBAプログラムに在籍している山本春奈さんに日本語で一橋ICS受験までの経緯や一橋ICSでの生活について話を聞いてみました。

*このインタビューは6月に行われました。

山本春奈さん

Class of 2019 (2-year Program) 在学中
高校在学中と大学在学中にアメリカ留学を経験。一橋大学社会学部卒業後、日本貿易振興機構(JETRO)に入構。4年半勤務したのち一橋ICSに入学。
 

どうして一橋ICSへの入学を決めたのですか?

もともと一橋大学がビジネス系に強い印象があり、一橋の大学院を調べていく中で、初めて一橋ICSMBAプログラムがあることを知りました。海外からの留学生が多いことや、全て英語でカリキュラムが組まれていることが他の大学と異なると感じ、面白そうだと思って受験を考え始めました。最終的に、海外の大学ではなく国内の一橋ICSMBAに決めた理由は、ビジネスについて勉強したかったためと、自分が国内の社会問題にも関心を持っていたためです。

MBAの準備や挑戦する際に難しかったことはありますか?

もちろん、退職するタイミングの交渉などはありましたが、学習したいという自分の気持ちに対して、周りの方のサポートのお陰で前に進むことができたと思っており、感謝しています。ただ、ずっと公的機関で働いていたので、そもそもビジネスのことがわからず、GMAT等試験の準備は大変でした。久しぶりの試験勉強だったため、仕事と両立しながら準備を進めるのは、時間のマネジメントも大変でした。

仕事を辞めるという決断について企業派遣と比べてみてどう思いますか?

仕事を続けながら学ぶという選択と、仕事を辞めて学業に専念する選択どちらにも良さがあると思っていて、辞めたことについて後悔はしていないです。後悔しないようにしているというのもあります。辞めたからにはなんとかしないと、という覚悟もあるし、辞めたからこそ初めてのこともやってみようと思える部分もあると思います。

ただ、思った以上にお金がかかるので、ご家庭をお持ちの方などだと状況は異なるかもしれないです。キャリアチェンジや新しいことを始めたくてMBAに来るのであれば仕事を辞めたからこそ視野が広がるということもあると思うので、その点は良いと思います。

一方、一緒に勉強している日本人学生は企業派遣の方が多いですが、企業派遣は会社の中でのキャリアアップや能力開発の側面があるので、一橋ICSで色々な人と話しをして勉強し、それを持ち帰ってすぐ会社に生かしていけるのは良いところだと思います。

1日のスケジュールを教えてください

新型ウィルス感染症の影響が出る前、通学していた時は、7時頃登校し、授業が始まる945分まで、任意で集まっている6名のスタディグループのチームメンバーと勉強をしていました。毎朝一緒に集まり、その日の授業のケースをチーム内で共有し、授業で何を話すか相談してから、授業に参加していました。

授業は、午後まである日がほとんどです。授業が終わったらそのまま図書室に行き、次の日のリーディングをして帰宅していました。長く勉強する日は、図書室にいるメンバーと晩ご飯を一緒に食べ、戻ってきてまた皆で勉強を頑張る、という生活でした。

丸一日どっぷり勉強ですね

そうですね。Term1は、ほとんど家にいないスケジュールを過ごしていました。朝も早くて夜も遅かったので、寝るためだけに家に帰っていました(笑)。ただ、年が明けてからはだいぶ自分も勉強に慣れてきて、スケジュールも落ち着いてきました。

一年目で一番大変だったことは?

日々の課題よりグループプロジェクトが多いので、Term1の終わりはグループプロジェクトが4つほど同時進行していて、それぞれバックグラウンドも強みも弱みも異なるメンバーの中で1つのプレゼンを作っていくというのはチャレンジングでした。また、チームメンバーもそれぞれ別のプロジェクトのグループに所属しているので、ミーティングのスケジュールの調整も大変でした。

この一年で変化はありましたか?

自分のやりたいこと、思っていることを言えるようになったことが、一番大きな変化だと思います。一橋ICSに入る前は、こういうことがやりたいと思っていても、できるわけがないと自分自身で否定してしまう部分があったので、なかなか人に言うことはありませんでした。一橋ICSに入り、授業の中で発言する機会が多かったり、クラスメイトともこれからどうしていくのかという話をする機会が多いので、自分の話をすることへのハードルが下がってきたと思います。

hitotsubashi ics haruna interview workshop

また、三月くらいに私の今後のプランについてのワークショップを行ったのですが、たくさんのクラスメートが参加してくれて、自分の考えている、やりたいと思っていることと教育ビジネスの現状分析を数ヶ月に渡って、一緒に考えてくれました。こういう場に授業とは別にクラスメイトが参加してくれることや、必ず自分の意見を受け入れてくれて、それぞれの意見を現実的なビジネス視点でフィードバックしてくれる環境が本当に素敵だと思います。

2年目はカスタマイズが可能ですが、どういうプランで考えていますか?

新型コロナウイルスの関係でどうなるかわかりませんが、今のところは10月からスペインのESADEというビジネススクールに三ヶ月の交換留学をする予定です。(*現在は来年3月以降に実施可能か調整中)

この学校はEntrepreneurshipの教育に力を入れていることで有名で、 一橋ICSのパートナー校だったので決めました。私も卒業後すぐか何年後かに自分のビジネスをしたいと考えていて、起業について重点的に学べるMBAのプログラムということで選びました。

帰国後のプランは?

帰ってきた時に自分の興味のある企業でインターンを探して少し経験を積んでみたいと考えています。また、自分のビジネスについてもし可能性が見えてきたら、起業に向けての準備に費やしたいと思います。今関心があるのは教育分野で、学校教育でできなかったクリエイティブなアートの授業など日本ならではの「積み上げる勉強」とは違った機会を学校の外で提供するビジネスを作っていきたいと考えています。

なぜ教育に興味を持ったのですか?

日本のテストばかりの勉強に居心地の悪さを感じていた高校一年生の時にアメリカに一年留学して、文化も勉強の仕方も日本と違ったので、日本の教育が全てでなく、異なる方法もあるのだということに感銘をうけました。その後も学校教育をわたり歩く中で、多様な教育方法について、興味が強くなりました。hitotsubashi ics haruna painting

また、その後大学でアメリカに留学して、絵画のクラスが授業にあり、そこではじめて自分がこんなにも油絵が好きだったことに気づく機会がありました。もともと絵を見るのは好きだったのですが、道具を揃えるのも大変だし、どう始めていいかわからず、自分でやってみるという発想もありませんでした。たまたま留学する先のカリキュラムをみていた時に絵画の授業を見つけ、面白そうだと思い、軽い気持ちで始めてみただけでしたが、どハマりしました。それは自分でもびっくりするような体験で、この体験をきっかけに、このようなたまたま出会った面白いと思える体験がもう少し日本でも出来たらいいのかなと思いました。もしかしたら好きになれていたかもしれない、得意になれたかもしれないという体験が埋もれているのではないか、と。そのような体験のように、自分を知るきっかけとなるような体験を提供する場所を、学校の勉強からは距離をおいた所で作りたいと思いました。

一橋ICSでも、クラスの雰囲気がいわゆる日本の教育とは異なり、環境が変わると自分もここまで変われるんだと実感しています。大学受験のための勉強ではなく、一人一人のできることを伸ばしていく、楽しく学べる体験を提供するというところに自分が何かできることがあればいいなと思っているところです。特に社会人になった後は、新しいことを始める機会が少ないと感じていて、自分でも何か新しいことをやりたいと思って大学院を探し始めたということもありました。大学院に通うためには仕事を辞めなければならなかったですが、そこまでの決断が常に人生の中でできるかというとそうではないと思うので、社会人にとっても気軽に新しいことを始められるようなきっかけを作れたら面白いのかな、と思っています。

一橋ICSはどんな日本人に向いていると思いますか?

国内で英語でMBAの勉強ができる点と、海外から留学生が日本に留学してきてくれている点で一橋ICSは特殊だと考えています。そういうグローバルな環境で様々なバックグラウンドを持った人と一緒に勉強したい一方で日本にも関心が高い方や、日本に興味を持ってくれている海外の人と交流したい方にはすごく合っているプログラムだと思います。また、アメリカ型の授業のため、自分の発言が重視されたり、授業への貢献度を求められることも多いので、日本らしくない環境で勉強してみたい方にもおすすめです。

hitotsubashi ics haruna student board一橋ICS受験を考えている方にメッセージをお願いします!

何かを変えたいという方にはあっている環境だと思います。キャリアチェンジはもちろん、英語で自分を表現できるようになりたい、自分のことを見つめ直してみたい、という変化のきっかけになるプログラムだと思います。

また、日本を好きで留学してきてくれている方が多いので、そこもひとつ一橋ICSのあたたかさです。日本人だからこそ留学生のクラスメイトに貢献できることも多いので、それも一橋ICSの魅力だと思います。

自分を変えたい方にご検討していただければと思います!

Topics: Life at Hitotsubashi ICS, Why Hitotsubashi ICS, Student/Alumni Voice

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