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入学前の不安と実際に入学してみて | 学生インタビュー

Posted by Byline ICS on Feb 17, 2021 2:40:01 PM
一橋ICSでは日本人受験希望者の方から、英語に自信がない、授業に果たしてついていけるのか心配だ、という相談をしばしば伺うことがあります。日本のビジネススクールとはいえ、8割以上が留学生で100%英語のMBAプログラムである一橋ICS。
今回は実際に入学前、英語力に不安があった日本人学生のShigeさんに話を伺ってみました。
 
Hitotsubashi ICS shige
 
Shigeya Miyazaki
Class of 2020 (1-year program) 在学中

大学卒業後、国内の損害保険会社に入社。約9年間営業職として勤務とした後に持株会社に異動。子会社の事業開発等の業務に従事し、2020年一橋ICSに入学(企業派遣)。
 

入学前の不安

一橋ICSに入学して約5か月が経ちました。振り返ってみると楽しいことばかりではなく、想像していたよりも多くの困難がありましたが、それでも一橋ICSに入学して本当に良かったと心から思える5か月でした。 

入学前に私は2つの不安を抱えていました。1つ目の不安は自分の英語力でした。社会人になって10数年、海外駐在の経験もなく、業務でもほとんど英語を活用することのなかった私にとって英語のMBAプログラムはとても大きな壁のように思われました。自分の英語力の低さから周囲から相手にされず、恥ずかしい思いをするのではないかとも考えていました。2つ目の不安はコロナの状況が落ち着くまで全てのプログラムがオンラインで行われることでした。コロナの感染拡大状況を踏まえると当然のことではありますが、様々な国籍の生徒と同じ空間で学び、意見を交換し、時に楽しく談笑することを期待していた私にとって、オンラインプログラムが魅力的だとは思えませんでした。しかしながら5か月経過した今、私のスタンスや考えは誤っていたのだと分かります。

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Foundation Week

大学はFoundation weekと呼ばれる一橋ICSの理念、学生生活を過ごしていく上での心得などを学ぶ時間から始まりました。様々なプログラムの中で最も思い出深いプログラムはTeam buildingと呼ばれるプログラムでした。生徒は6~7人程のStudy group (グループ学習やプレゼン等のグループワークが主な目的のグループ) に事前に振り分けられており、Team buildingはそれらのStudy groupの運営方法等について複数回にわたって、チーム皆で話し合いそして発表する時間でした。私のチームはフィリピン、モンゴル、中国、台湾等様々な国籍の学生で構成されており、英語を母国語とする人はいませんでしたが皆が流暢な英語を操りました。
私は自分の英語がうまく伝わっているかもよく分からず不安でした。口癖のようにsorryと言い、拙い英語を自信なさそうに喋る私に対して、ある生徒が言ってくれました。
 
「あなたが伝えたいことは十分に理解できるし、そんなに謝る必要もない。私たちはチームなのだからあなたはあなたが思ったことを言えばいい。きっと私たちは自分達の心地よいゾーンから抜け出す必要があると思う。」Photo data_Shige_3-jpg-1-1
 
私は恥をかくことを恐れ、自分の殻から積極的に抜けだそうとしていない自分自身を恥ずかしく思いました。言ってくれた本人が覚えているかは分かりませんが、その言葉はとても温かく、自分の殻から一歩抜け出す勇気を私にくれました。
 

オンライン授業

授業が始まってすぐにオンライン授業の魅力と利点に気付きました。最も感じたのは生徒通しの学び合いの機会が圧倒的に多いことです。生徒は授業中に、自分の感じたことやちょっとした疑問をチャットボックスに自由に書き込むことが出来ます。チャットボックスへの質問には他の生徒が素早く回答し、時にはチャットボックス上で議論が展開されることもあります。また教授が優れた質問をチャットボックスから拾い、授業で解説してくれることもあります。私自身チャットボックスから沢山のことを学んでいます。
 
また各授業や学生生活に必要な情報を得るためのオンライン上のプラットフォーム上では、Discussion boardと呼ばれるコーナーが設置されており、学生は教授や他の学生に自由に質問することが出来ます。これらの質問、回答は全ての学生に開示されるため、他の学生の疑問やその問いに対する回答を知ることで、私も含め全ての学生はより学習効率を高めより多くの気付きを得ることが出来ます。更に全てのクラスは録画されており、授業終了後すぐに録画内容にアクセスし復習することも出来ます。これらの機能や仕組みは私により多くの学びの機会を与えてくれています。
 
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最後に
 
とは言え、一橋ICSでの学びは私にとって簡単ではありませんでした。伝えたいことが上手く伝えられず悔しい思いをすることも、授業の内容についていけず、夜な夜な授業の録画内容と教科書とにらめっこすることもしばしばです。家族との時間も減り、平日だけでなく、休日も多くの時間を授業の予習復習に費やしています。それでも一橋ICSに入学して良かったと心から思います。

私のMBA体験を総括するには時期尚早かとは思いますが、様々な教授陣による丁寧で工夫を凝らした授業は単なる座学ではなく、現実の経済や事業を分析するツールに加え、実務レベルで活用できる知識やスキルを与えてくれます。また様々な国籍の学生との交流や議論は自分にはない視点や考え方を与え視野を大きく広げてくれます。

卒業まで残り7か月、簡単ではない日が続くかもしれませんが私は楽しみで仕方ありません。

 

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Topics: Life at Hitotsubashi ICS, Student Voice, MBA Program

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