一橋ICS教授の楠木 建先生 (https://twitter.com/kenkusunoki) に今年ビジネスパーソンが読むべき図書、日英各2冊をうかがいました。
1.競争戦略論 | Michael E. Porter
「少し前の本ですが、競争と経営戦略に関して今でも影響力がある論理を展開しています。」(楠木先生より)
経営学の泰斗、マイケル・ポーター(ハーバード・ビジネス・スクール教授)の「競争戦略論」の改訂増補新版。競争戦略、競争優位の戦略、企業戦略のエッセンスがわかる1冊。
2. ストーリーとしての競争戦略 | 楠木 建
楠木先生の著書であるこの本も、Michael E. Porter氏の競争戦略論に立脚し、持続的な競争優位を構築する論理を解明しています。
大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられている。戦略とは、必要に迫られて、難しい顔をしながらつくらされるものではなく、誰かに話したくてたまらなくなるような、面白い「お話」をつくることにある。本書では、多くの企業事例をもとに「ストーリー」という視点から、究極の競争優位をもたらす論理を解明していく。
楠木先生の2020年お薦めの本はこちら。
略歴
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了(1989)。一橋大学商学部専任講師、同大学同学部助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、同大学大学院国際企業戦略研究科准教授を経て、2010年から現職。